
評価 ステージ数は少ないものの、マップは2Dシミュレーションとしては極めて広く、吸血の際はその住人の住居に忍び込まなければならないので、1プレイの時点で何処に誰が居るかを把握するのは困難であり、昼間に目をつけた住人を尾行する、経過する時間に合わせて職場を突き止める等の綿密かつ長期的な作業が必要になる。吸血するには住人との友好度を高める必要があり、昼間に会話により友好度を高め夜に吸血、ノスフェラトゥ化した住人に二次吸血させ従属を増やしてゆく、という流れである。会話を進め友好度を高めていくと、現在のいきさつや生活、はては近隣にいるキャラクターとの人間関係にいたるまで聞きだす事が出来る。膨大な数の住人に豊富なテキストが用意されており、本作の評価にあってゲームシステムそのものよりも、この会話システムを評価するユーザーも少なくない。 セールス的に成功したとは言えず知名度も低いが、緻密に表現されたゴシックホラーの雰囲気やヨーロッパの造型は評価が高く、独特のシステムには中毒性があり、一部に熱狂的なファンが存在する。システムの根本は完成度が高いものの、ステージが3つしかないという部分や、まったくディフォルメされていない、油絵のようなリアルなキャラクター造型も地味な印象を与えた一つの要因であったと思われる。良くも悪くも独特かつ硬派なシミュレーションゲームを得意としたアートディンクらしい作品であり、この一連の作業を単調と見るか、その緻密な作業と計画にこそ面白さを見出すかでこの作品の評価は大きく変わると言える。 [編集] ストーリー 優しい心を持ち、人間に愛情や共感にも似た感情をもつ若きヴァンパイア『クリストファ』。強力な封印を解き、生きとし生けるすべての存在を憎悪するために蘇った邪悪なヴァンパイア『デュラン』。ユーラシア大陸のとある小さな村ではじまった抗争はやがて大都市ロンドンに舞台を移してゆく… (引用:Wikipedia)